恩師の死

今朝久しぶりとなる後輩から電話があり、
いやな予感が的中、
それは恩師の死を知らせる電話でした。

68歳、教授として在職中の死です。
ご自宅で就寝中の突然死だそうです。

私は、大学~大学院、その後の研究室在籍中に、
その先生から
学術研究の道で多大なる指導をいただきました。
先生から教えていただいたことは
あまりにも大きすぎて、
若い私には受け止めるだけが精一杯で、
自分が先生の期待に応えられているのかどうか、
いつもいつも自分を省みる日々でした。
周囲の研究者からは羨望の眼差しで
「愛弟子」と呼ばれていたにもかかわらず、
私は諸事情から研究の道を断念、
その後は先生に申し訳ない気持ちでいっぱいで、
お会いすることもできませんでした。
先生は何も言いませんでしたが、
毎年必ず年賀状をくださいました。
私は、いつか、研究に代わる自分の道ができたときに、
きちんと先生に報告に行こうと思いながらも、
年賀状のお返事も出せずにいました。
時折、先生から学んだことを思い出しては、
これでいいのか?今自分は真実を見極めているか?
と自問自答を繰り返していました。

つい先日、関西に出張した帰りに、
先生のご自宅のすぐ近くを車で通りかかりました。
そのときに、今年もいただいた年賀状のお返事として、
先生に今の私を報告しようと決心しました。
「人間の治療院にたずさわりながら、
 犬のケアという分野でがんばっています。
 まだ混沌としている犬のケアの世界で、
 自分なりに成し遂げられる一筋の光を見つけました。
 あの頃の研究活動で学んだものを
 この世界で活かしていきます。」
やっと先生に胸を張って報告できる!
そんな矢先の訃報でした。

もう少し早く、
出張から帰ってきてすぐに
先生に会いに行っていたなら…。
自分の行動が遅かったことに、
今とても後悔しています。
思ったことはすぐに行動しないとダメなんですね。

あの偉大なる頭脳は、先生の肉体の死を迎え、
どうなってしまうんでしょう。
先生の頭脳を継ぐ人はいるのでしょうか…。
私は同じ分野では継ぐことができませんでしたが、
でも、今の仕事を通じて、
なるべく多くのウチダマインドを
私なりに実現して行こうと思います。

微笑みながら、
「ボクは、もう後進に道を譲ろうと思います」
そんな風に言っている先生の姿が浮かびます。
でも、本当はもっともっと
私たちの先を走っていていただきたかったです。
涙が止まりません。

心から先生のご冥福をお祈りします。
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プロフィール

すーちゃん

Author:すーちゃん
さまざまな経験を経て、愛犬ボーダーコリーの股関節疾患(?)騒動が、犬のボディケアサロン犬護舎開院(埼玉県)のきっかけとなりました。ボーダーコリーCHARAとクリームヒーラー(?ホントはMIX・笑)HAL9000はお星さまになりました。白黒ボーダーHAYATEについては下記をご覧ください。現在は、MプードルのHUEHUE5歳と一緒にアジリティと服従訓練競技を楽しんでいます。

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2008年11月18日付
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