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股関節疾患に負けないぞ同盟

始まりは我が愛犬でした。
2001年1月生まれのボーダーコリーの雌です。
現在7歳と9か月。
もちろんとても元気にしているのですが、
彼女との出会いがなければ、
私の人生も、今とはまったく別の方向に向かっていたかもしれません。

私と彼女との取り組みは、コチラに記録してあるのですが、
以下かいつまんで、流れを見てみると…、

 ・ 幼犬時代から崩し座りをしていた
 ・ 可動域の狭い歩き方(後ろ足)が気になっていた
 ・ ディスクドッグを目指し練習を始める
 ・ 2歳の時、運動中に後ろ足を負傷する
 ・ 整形外科分野に明るい獣医にて「股関節に問題あり」と診断される
 ・ ディスクドッグを引退し、自己流のリハビリを始める
 ・ 3歳半の時、JAHDにて、「股関節にはほとんど問題なし」と診断される

以前の私のwebサイトは、ここまでの情報で終わっていました。
ご存じの方も多いと思いますが、股関節疾患等の診断機関=JAHDでは、
股関節のレントゲン写真をもとに、
マイナスポイントを加算する計算方式を採っています。
0~90点満点で、90点に近い程、
股関節形成不全の所見が顕著だという意味です。
ところが、拙犬は、股関節の総合スコアがなんと「2」だったのです。
レントゲンで確認する限り、股関節形成不全はないということです。
つまり、骨の形成は不全ではない → 骨の形はほぼ正常 だと確認されました。
そう言われたら、「股関節には問題ないんだ」と普通、思うぢゃありませんか。

ところが、ところが、やはり歩き方がおかしい、
痛がっている訳ではないが、どうもぎこちない動かし方をしている…と
気になることがしばしばでした。
いったいこれはどうしたことだろう? 私の最大の疑問はそこでした。

話は変わりますが、若い頃は腰痛とはまったくの無縁だった私が、
今から10年ほど前に、いきなりぎっくり腰を繰り返すようになり、
2年あまりの間、腰の激痛に苛まれ、1日の半分も体を垂直にしていられない
という状態に追い込まれたことがありました。
近所の整形外科医院、大学病院の整形外科、
評判を聞くたびに、あちらこちらの治療院にも足を運びましたが、
寝たり起きたりという生活からは抜け出すことはできませんでした。
今でもそのときのつらさはよ~く覚えていますが、
もう一生、この腰痛とこの生活からは解放されないんだと
本当に絶望していました。
私の場合も、腰周辺の骨のレントゲン写真では、まったく問題がありませんでした。
腰椎にヘルニアもなければ、すべり症や分離症も見つからず、
整形外科のドクターは
「異常ありません。痛みが治まらないなら、痛み止めを処方しましょう」
と繰り返すばかりで、電気治療や腰椎の牽引のほかは何もしてくれません。
鍼治療やマッサージに行けば、
「腹筋と背筋のバランスが悪い」「生活姿勢が要因」「ストレス性の腰痛」など
さまざまな診立てをされましたが、
その診立てに沿った治療では完全に良くなることはありませんでした。

その後、私は幸運にも、
犬護舎の院長(当時は整形外科のリハビリ室の先生)に出会って、
アジリティもママさんバレーも、バンバンできる体に治してもらったのですが、
まあ、その経緯は機会があれば書くとして、
つまりは、レントゲンで骨に顕著な異常が見あたらなかったとしても、
痛みが出たり、動きが悪かったりということは、ある!
ということなんですっ。
これは犬でもきっと同じなのではないかと思い、
私は思いきって、拙犬を診てくれないかと先生にお願いしたのでした。

すると、どうでしょう!
施術が終わると、かならず拙犬の後ろ足の動きがいいのです。
左右ともスムーズに前後し、しかも、可動域がとても広いっ!!
ジャンプもとてもきれいに、無理なくできるようになります。
そして、何より、彼女(犬)が
とてもいきいきとした表情をするようになったのです。
私は、絶対にコレだと思い、定期的に治療をお願いしました。

当時を振り返って、院長はこう言います。
「10数年前にも犬の治療をした経験はあったが、
 正直な話、当時は犬の体のことは全然分からなかった。
 分かったようなフリをしたこともあったと思う。
 でも、カーラに治療を施し実際に良くなっていく過程を見て、
 犬も人間も治療という面では、共通点が多いんだなと痛感した」

こうして、犬護舎のタネは蒔かれ、少しずつ育っていったのです。
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プロフィール

すーちゃん

Author:すーちゃん
さまざまな経験を経て、愛犬ボーダーコリーの股関節疾患(?)騒動が、犬のボディケアサロン犬護舎開院(埼玉県)のきっかけとなりました。ボーダーコリーCHARAとクリームヒーラー(?ホントはMIX・笑)HAL9000はお星さまになりました。白黒ボーダーHAYATEについては下記をご覧ください。
2017年MプードルのHUEHUE(5歳)とアジリティの日本代表として米国に遠征しました。ボーダーGEO(生後半年)とはオビディエンスを楽しむ予定です。


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2008年11月18日付
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